「神の階級」と言われるUFCウェルター級で、圧倒的な強さを誇示し続ける絶対王者、ジョルジュ・サン・ピエール(GSP)が、UFC系列の大会7連勝でタイトルマッチ挑戦切符を手にした最強の挑戦者、チアゴ・アウベスと激突するUFCウェルター級タイトルマッチです。「最も完成された総合格闘家」と絶賛されるジョルジュ・サン・ピエールが防衛を重ねるのか?それとも、攻撃的なファイター、チアゴ・アウベスが初戴冠を果たすのか?待ちに待った戦いが幕を開けます。
試合はお互いがスタンディングの打撃で様子をうかがう展開で始まります。リーチで上回るジョルジュ・サン・ピエールに対して、チアゴ・アウベスは頭を振りながら懐に飛び込んでパンチを当てたいようです。試合前、「絶対にKOで勝ってやる」と豪語したチアゴ・アウベスは、その言葉通りの戦いをみせていますね。
試合が動いたのは1ラウンド40秒。ジョルジュ・サン・ピエールがパンチをフェイントにして、チアゴ・アウベスの足に掴みかかり、テイクダウンを奪います。「おおお、さすがGSP。めちゃめちゃ速いタックルだよ」と思わず声を挙げる管理人。序盤でテイクダウンを奪い、グラウンドで相手のスタミナを奪うジョルジュ・サン・ピエールお得意の試合運びですね。
2ラウンドに入ると、ジョルジュ・サン・ピエールが左のスーパーマンパンチから右ローキックという意表をついたコンビネーションをみせ、チアゴ・アウベスが反撃してきたところへ、カウンターのタックル!
再びジョルジュ・サン・ピエールがテイクダウンを奪い、ラウンド中盤には上からパンチや肘を振り下ろし、チアゴ・アウベスのスタミナを奪いながらダメージを与えます。少しずつジョルジュ・サン・ピエールのペースになってきました。
3ラウンドに入ると、「このままでは苦しい」と感じたのか、ラウンド開始直後からチアゴ・アウベスがパンチを打ちながらプレッシャーを強めます。しかし、ラウンド中盤、ジョルジュ・サン・ピエールがチアゴ・アウベスにワンツーを打ち込み、チアゴ・アウベスがワンツーで反撃したところへ、カウンターのタックル!完璧なファイトプランで、GSPがテイクダウンを奪います。
「憧れのファイターはヴァンダレイ・シウバ」と公言しているチアゴ・アウベスは、ヴァンダレイ・シウバのように、打たれても前に出て逆転を狙いますが、毎ラウンド、ジョルジュ・サン・ピエールがチアゴ・アウベスからテイクダウンを奪い、試合を有利に進めます。チアゴ・アウベスは得意の打撃で勝負したいと思うのですが、パンチを打つと、カウンターのタックルを狙われるので、めちゃめちゃ厳しい展開ですね。
結局、終始試合を支配したジョルジュ・サン・ピエールが3-0(2人のジャッジが50-45、残る1人のジャッジが50-44)の判定勝ちでチアゴ・アウベスに快勝しました。試合前、「私と一緒にオクタゴンに立ったことを後悔させるよ」と宣言したジョルジュ・サン・ピエールの言葉通りの試合運びになりましたね。GSP、めっちゃ強いです!「ウェルター級では相手が見つからないんじゃない?」と思うのは管理人だけでしょうか?
