パンクラスの初代ミドル級チャンピオン、ネイサン・マーコートがミドル級生き残りをかけて、ウィルソン・ゴヴェイアと激突するUFCミドル級ノンタイトルマッチです。日本の総合格闘技ファンにお馴染みのネイサン・マーコートは2007年7月、UFC 73でアンデウソン・シウバの持つUFCミドル級タイトルに挑戦して完敗!再びミドル級の頂点を目指すために、負けられない試合が続きます。
試合はスタンディングの攻防で始まる、緊張感のある展開。ネイサン・マーコートもウィルソン・ゴヴェイアもフェイントを多用し、「強烈な一撃を叩き込んでやる」という雰囲気がテレビ画面からビシバシ伝わってきます。お互いパンチを打ってはすぐに離れるので、決定的なチャンスがなかなか生まれません。
すると、しびれを切らしたのか、1ラウンド4分、ネイサン・マーコートがウィルソン・ゴヴェイアの右足に掴みかかり、テイクダウンを狙います。しかし、ウィルソン・ゴヴェイアが後ろに下がりながら引き込み、逆にギロチンチョークを狙います。一瞬、「あ、決まったかな?」と思ったのですが、ネイサン・マーコートが上手く逃れ、パウンドから肘を連打!ネイサン・マーコート、ウィルソン・ゴヴェイアともに1ラウンドは一度ずつ見せ場を作りましたね。
2ラウンドに入ってもスタンディングの攻防が続きますが、時間が経つにつれて、少しずつネイサン・マーコートがウィルソン・ゴヴェイアを金網に押し付ける場面が目立ち始めます。そして、終了間際には、右ストレートから左右の膝を連打し、ウィルソン・ゴヴェイアにかなり深いダメージを与えます。ネイサン・マーコートのラッシュ力はすごいですね。
3ラウンドもスタンディング勝負が続き、3分すぎ、ネイサン・マーコートの強烈な飛び膝蹴りがウィルソン・ゴヴェイアの顔面に直撃。後ろへよろめくウィルソン・ゴヴェイアに対して、左のハイキック2連打で、金網に押し込み、最後は膝蹴りを顔面へ叩き込んだところでレフェリーが試合をストップします。
激闘の末、3ラウンド3分10秒、ネイサン・マーコートがTKO勝ちでウィルソン・ゴヴェイアを下しました。すんごい死闘でしたね。勝ったネイサン・マーコートはもちろん、敗れたウィルソン・ゴヴェイアにも拍手を送りたいです。紙一重の試合でしたが、最後はスタミナ切れに加えて、ダメージを負ったウィルソン・ゴヴェイアがオクタゴンに沈んでしまいました。ネイサン・マーコートは見事な試合で、ミドル級トップ戦線に踏みとどまりました。
